近年、起業を志す方が増えてきていますが、従来のように脱サラを目指す30〜40代あたりの年代の方だけでなく、高校生・大学生などの若年層も多い傾向にあります。
学生の頃から起業に興味を持ち、起業することを念頭に進路も選ぶという人も増えてきていますね。
現在高校生の方は将来の起業に向けてどの大学に進むか、起業支援制度の内容などをみて判断したいという方も多いのではないでしょうか。
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完全無料！慶應義塾大学の起業支援制度
慶應義塾は1858年に福澤諭吉が江戸に開いた蘭学塾から始まった大学です。
創立150年を超える名門大学であり、現在は小学校から大学・大学院まで持ち、多くの優秀な人材を輩出しています。
そんな慶應義塾大学には起業を志す学生向けに充実した起業支援制度が存在します。
項目立てて詳しくご紹介していきたいと思います。
慶應藤沢イノベーションビレッジ
慶應義塾大学には通称SFCと呼ばれる湘南藤沢キャンパスに総合政策学部＆環境情報学部という学部があります。
このSFCは起業家志望の学生が多いことで広く知られており、在学中に起業する学生やNPO法人を設立したりする学生が多い傾向にあります。
総合政策学部＆環境情報学部は慶應義塾大学の中でもインターネット関連の科目やディスカッション科目などが特に多く、起業家輩出に特化した学部と言われています。
講師陣には様々な会社で取締役を務める夏野剛さんのほか元ライブドアの堀江貴文さんをゲストとして呼ぶなど起業したい人にとってうれしい企画があるなど、理想の環境が作られています。
また、慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパス地域内にある大学連携型起業家育成施設であるインキュベーション施設「慶應藤沢イノベーションビレッジ」は、起業家として事業を始めたい人の立ち上げ期を支援してくれる起業家育成施設です。
常駐している支援スタッフが、起業や活動、販路開拓など総合的な企業支援をしてくれます。
審査に通れば賃借してオフィスとして使用することも可能で、学生のうちに起業を経験したいという方は積極的に活用することをおすすめします。
インキュベーション支援
インキュベーションは孵化(ふか)という意味ですが、慶應義塾大学における研究では、大学の研究成果を事業へ転化するための起業支援のことを「インキュベーション支援」と呼んでいます。
大学の知的財産の価値を高めるためにインキュベーションが不可欠と考える慶應義塾大学では、インキュベーションのために資金面を支援するなどさまざまな公的支援制度があります。
慶應義塾大学の知的資産部門でには公的研究資金を積極的に活用し、インキュベーションの促進を支援するという起業支援制度があります。
ベンチャー創出支援
慶應義塾大学の知的資産部門は知的財産をスタートアップ企業に供与することにより、大学としてベンチャー創造への支援を行う「ベンチャー創出支援」という起業支援活動も行っています。
慶應義塾大学の研究成果を活用したスタートアップ企業を育成することで新産業を創出することを目的としたベンチャーキャピタル「株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ」と提携し、ベンチャー設立や資金調達等の支援を行っています。
慶應義塾大学で生まれたベンチャー企業
慶應義塾大学の知的資産部門は慶應義塾の知的資産をスタートアップ企業に供与することにより、大学としてベンチャー創造への支援活動を行っています。
最近では多数のベンチャーキャピタルと連携し、シーズを紹介し、大学発ベンチャー設立の支援を行っています。
慶應義塾の知的資産部門をもとに生まれたベンチャー企業は以下の通り。
- 株式会社ブイキューブ
- 株式会社SNT
- ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社
- 株式会社ブイキューブ ブロードコミュニケーション
- 株式会社シグナル・クリエーション
- 株式会社ＳＴＡＣ
- 株式会社グライコメディクス
- 株式会社ＧＳＰ研究所
- 株式会社アーティセル・システムズ
- エリーパワー株式会社
- スパイバー株式会社
- ＡＩＳＳＹ株式会社
- 株式会社ＳＩＭ－Ｄｒｉｖｅ
- アライ・メッドフォトン研究所
- サンバイオ株式会社
- 株式会社坪田ラボ
- 株式会社サリバテック
- KAIフォトニクス株式会社
- 株式会社セルージョン
- モーションリブ株式会社
- 株式会社OUI
上記のように慶應義塾大学から生まれたベンチャー企業は数多く存在しますし、慶應義塾大学出身の起業家も大勢います。
これらのことから現役学生起業家やOBである先輩起業家からいい刺激やアドバイスなどをもらえるであろう環境にあることも魅力の一つといえますね。
起業における慶應義塾大学の魅力は他にも！
慶應義塾大学には「三田会」と呼ばれるOB会が存在します。
大学のOB会は基本的にどんな大学にも存在しますが、中でも慶應義塾大学の三田会はとても結束力の強いOB会と言われていて「慶應に入学して良かったと感じるのは入学よりも卒業してから」と言われるほどなんだそうです。
世代の異なる先輩起業家・後輩起業家とも繋がる機会がもてるので、このOB会の存在も起業を志す人にとっては大きな魅力と言えるでしょう。
まとめ
今回は、慶應義塾大学で起業支援を受けることができる制度について詳しくご紹介いたしました。
いかがでしたでしょうか？
慶應義塾大学は起業をしたいと考えている学生を支援する起業支援制度が大変充実している大学です。
将来起業をしたいと志している学生の皆さん、今回の記事で興味を持っていただけたら慶應義塾大学についてより詳しく調べてみてくださいね。
