全く未経験の分野で起業するにはどうすればいい？

「起業したい」と漠然とした想いはあったとしても、そこから具体的にどうすれば良いかはなかなか思いつくことが難しいもの。
いま現在は起業のアイデアが浮かんでいなかったり、起業したくてもこれといった専門知識がなく、起業に踏み切れないという場合もあると思います。

全く未経験の分野でも起業することは可能なのでしょうか？
もし可能ならば、どうすれば実現できるのかも気になるところです。

全く未経験の分野で起業するにはどうすればいい？

冒頭でも少し触れましたが、前提として、起業にはある程度の専門知識が必要です。
なぜなら、知識や経験がないと顧客のニーズを読み取ることが困難だからです。

また、ニーズがわかってもどうやって実現できるか、わからなかったりする場面もあるでしょう。

その点では「どうやって必要な知識をつけるか」がポイントになってくるのですが、必要な知識を効率よく身につけるための方法には以下のようなものがあります。

• 起業する前に業界で数年働き実務経験を得る
• フランチャイズで起業する
• 未経験でも起業しやすい分野を選ぶ

それぞれ解説いたします。

起業する前に業界で数年働き実務経験を得る

全く未経験の分野で起業するために取れる方法1つ目は、起業する前に業界で数年働き実務経験を得ることです。

少し遠回りではありますが、安定した給料を得つつ知識を蓄えられるのは大きなメリットと言えるでしょう。

自分のやりたいことを既にやっている会社、またはできる限り小さな会社（スタートアップなど）に就職して力をつけるのがオススメです。

堅実にいきたい方はこの方法がベストかもしれません。

フランチャイズで起業する

全く未経験の分野で起業するために取れる方法2つ目は、フランチャイズで起業することです。

フランチャイズの仕組みを簡単に説明すると、ロイヤリティというお金を毎月支払う代わりに、長年にわたって蓄積された起業・運営ノウハウの提供とともに本部からのサポートを受けられるというものです。

仮に大手フランチャイズであれば知名度もありますから、集客しやすいというメリットもあるでしょう。

その反面、ロイヤリティが重くのしかかります。

店舗が儲かっていても、いなくても、店舗責任者の都合に関係なくロイヤリティを払い続ける必要があるので、利益を出しにくいというデメリットは押さえておくべきです。

もちろん、ロイヤリティのパーセンテージはフランチャイズによってさまざまなので一概にダメということではありませんが、契約前にしっかりと契約条件などを確認しておくことを強くオススメします。

未経験でも起業しやすい分野を選ぶ

全く未経験の分野で起業するために取れる方法3つ目は、未経験でも起業しやすい分野を選ぶことです。

たとえば以下のような分野は、未経験でも起業しやすいと言われます。

• ECショップ
• SNS運営代行
• コーチング
• クリーニング
• 結婚相談所
• 飲食店

など

いずれも突き詰めていくと奥が深いものですが、誰でも始めやすいという点では未経験での起業に向いていると言えます。

安定した需要があるため、軌道に乗せることができればその道で食っていくことは可能でしょう。

ただ、注意点もあり、競争が激しく差別化が難しいです。

誰でも始めやすいということは参入障壁が低いということであり、たくさんのライバルが参加してきます。
また、たくさんのライバルがいるということは業界で生き残るために求められる水準も自然と高くなるため、決してラクに成功できる訳ではない点には注意が必要です。

まとめ

今回は「全く未経験の分野で起業するにはどうすればいいか？」についてご紹介いたしました。
いかがでしたでしょうか。
顧客のニーズを汲み取るためにはある程度の専門知識が必要ですから、いかに必要な知識を効率よくキャッチアップするかが重要です。
必要な知識を得るための方法には、既にやりたい事業をやっている会社から学ぶ方法や、未経験でも始めやすい分野を選ぶことがおすすめですから、ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、また一つ考えを進めてみてくださいね。