営業職がヒゲを生やすのはマナー違反？対策も紹介

サラリーマンを対象にした調査で「ヒゲを生やして出勤したい人」が30%という数字になりました。
格好良く整えたヒゲにロマンを感じ、社内の「身だしなみ」を緩和して欲しいと思う人が増えてきているようです。
実際、企業によっては営業職でもヒゲを生やした社員がいます。
しかしヒゲを生やしているのはサラリーマン全体からするとごく一部の人たちです。
これはどうしてなのでしょうか。

そこで今回は営業職がヒゲを生やすのはマナー違反に当たるのか、またヒゲ対策についてもご紹介していきます。

営業職がヒゲを生やすのはマナー違反なのか？

平成22年に郵便局員が起こした裁判では、伸ばしたヒゲと長髪により査定で不当に低い評価を受けたという内容に対し、自己の表現という個人的自由に属するもので「合理的な内容の限度」言わば職務上のマナーの範疇で制限されるべきとして労働者勝訴となりました。

しかし、法律では容認されても一般の人がどう感じるかは別です。

統計によると、ファッション・Web製作などのクリエイティブ系50%がヒゲがあるのを許容範囲内としているのに対し、一般企業の営業職58%、接客系33%と対面販売する業種でヒゲを生やしているのは許容範疇外でした。

この数字の大半が「不潔な感じがする」「信用できない人に見える」という理由によるもので、これらは営業職にとって致命的と言っていいマイナスイメージであり、一般の人からは営業職がヒゲを生やすのは非常に受け入れがたく、マナー違反と映るようです。

営業職のヒゲ対策をご紹介！

ここからは営業職の方がマナー違反にならないようヒゲ対策をご紹介したいと思います。

髭を剃った状態が夕方まで続くようにするにはコツが大事になります。

①洗顔はゴシゴシ擦るのではなく、洗顔フォームなどを使い、毛穴汚れを浮かせて落とすように泡で包んで洗う

②熱めのお湯か電子レンジで温めたタオルを鼻の下から顎の下にかけてしばらく覆う
これは毛穴を開くと同時にヒゲを柔らかくする効果と毛が40%膨張し剃りやすくなる効果があるためです。

③毛の流れに沿って剃り始め、次は毛流れの逆向きにひげ剃りを少しずつ動かす。
こうすると皮膚まで剃ってしまうことが少なくなるのです。
最後に肌を左右に引っ張った状態と上下に引っ張った状態でそれぞれ剃ります。

注)T字タイプのひげ剃りを使う場合は、皮膚を痛めず剃りやすくなるようにシェービング剤を使います。
また、ヒゲが詰まっているときちんと剃れないので、洗面器などに水を用意して刃を洗いながら行って下さい。

④剃った部分を手で触れて剃り残しがないか確認

⑤剃り終わったら毛穴を引き締めるために冷水で洗い流す

⑥皮膚はダメージを受けていますので、後で粉を吹いたような状態になるのを避けるためにも保湿剤でケア

ヒゲが濃く伸びやすい人は念の為に充電できる小型のシェーバーを用意し、お客様に合う前に伸びてきても対応できるようにしておくことをおすすめします。

まとめ

今回は営業職がヒゲを生やすのはマナー違反なのか、ヒゲ対策もご紹介してきました。
お客様は、一部の業種に関してはヒゲを生やすことに肝要な人もありますが、一般的には営業職がヒゲを生やすのはマナー違反と感じています。不快感はもちろん、信用できないというイメージを植え付けてしまうのは営業を行う上で非常にマイナスですから、万全のヒゲ対策をして商談に向かいましょう。