【営業代行の基礎知識】「完全成果報酬」と「完全成功報酬」の違いとは？

営業代行の利用を検討している中で、きちんと理解をしておくべき項目の1つである報酬形態。
その中でも特に、「完全成果報酬」と「完全成功報酬」の2つの報酬形態は言葉が非常に似ているので、理解しづらい方も多くいらっしゃいます。

【営業代行の基礎知識】「完全成果報酬」と「完全成功報酬」の違いとは？

営業代行を依頼する上で慎重に取り決める必要がある報酬形態ですが、そのパターンは複数あります。
その中でも今回は特に分かりづらい「完全成果報酬」と「完全成功報酬」の違いとは？について、メリットとデメリットを踏まえて解説していきます。

「完全成果報酬」とは？

完全成果報酬は、一定の成果を上げれば報酬が発生する報酬形態です。
一定の成果は、双方で取り決める必要がありますが、すべてのミッションをやりきらなくとも、一定の成果が出れば、それに見合った報酬を支払います。

例えば、アポ取得の営業代行において、目標は20件と決まっていても、1件でもアポ取得ができれば成果が出たことになるため、報酬が発生します。
仮に20件のアポ取得ができなくとも、できたところまでの成果で報酬額が決定されます。

＜メリット＞

・成果ごとの支払いなので、営業代行引受人がすぐに決まりやすい
・成果が出せなければ、報酬を支払う必要がない

＜デメリット＞

・成果条件や支払い額の決定など取り決め事項が多い

「完全成功報酬」とは？

完全成功報酬とは、ミッションを達成した際に報酬が発生する報酬形態です。
ミッションは、プロジェクト化されていることが多く、プロジェクト成功となれば報酬が初めて発生します。
プロジェクト成功するまでの途中の過程では報酬は発生しませんが、プロジェクト成功という大きなミッションが多いため、一般的に報酬額が高額となるケースが多いです。

＜メリット＞

・大きなミッションを成功できた際に報酬が発生するので、結果の質が高い
・成功できなかった場合は、報酬を支払う必要がない

＜デメリット＞

・報酬額が高額になりやすい
・請負内容が大きいので、営業代行引受人が決まりづらい
・プロジェクト失敗となった場合に、金銭の損はないが、多くの時間が無駄になる

「完全成果報酬」と「完全成功報酬」の違いは、あるミッションの途中過程の成果に対しての報酬発生有無となります。
この2つの報酬形態は、営業代行の業務内容によって下記のように使い分けされています。

• 「完全成果報酬」：アポ取得や契約取得を成果とおき、1件でも成果が出れば報酬発生
• 「完全成功報酬」：新規事業立ち上げや新部署立ち上げを成果とおき、成功すれば報酬発生

直近の営業代行利用ニーズを紐解くと、「新規顧客獲得したい」や「人件費削減のため効率よく営業成果を上げたい」などの要望が多く、アポ取得での営業代行利用が増加しており、完全成果報酬が採用されるケースが多くなっています。

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まとめ

今回は【営業代行の基礎知識】と題して、「完全成果報酬」と「完全成功報酬」の違いについて解説させていただきました。
いかがでしたでしょうか？似ているようで異なる報酬形態ですが、営業代行をしてもらう内容によって使い分けていきましょう。