営業代行に潜むデメリットとは？営業代行の弱点について解説

最近さまざまな場面で営業代行の言葉を耳にするようになりました。
利用している企業、人もどんどん増えてきています。
利用することで多くの利点があるわけですが、やはり弱点もあることは否めません。

営業代行に潜むデメリット

営業代行を利用するデメリットは4つあります。
一つずつご紹介します。

①専門知識を必要とする業界には不向き

ボーダーラインを定めるのは難しいですが、かなり高度な専門知識を必要とする特殊な業界においては営業代行を利用するとかえって教育に時間や人員をかけてしまって効率が悪くなることもあります。
また、専門知識がゆえに、社外に漏れてはいけない情報もありますので、そういった場合は営業代行ではなく自社営業マンに任せた方が賢明でしょう。

②自社営業マンのモチベーションの低下

営業代行を利用することでよく起こってしまうのが、自社営業マンが不満に思ってしまうということです。
営業代行は成果型報酬ですから成果を出せば出すほど、収入を得ることができます。
一方で自社営業マンは固定報酬となるので安定した収入を得られるものの、成果の出し方によっては営業代行マンの方が多く収入を得ることになるのです。
そうすると自社営業マンのモチベーションが下がってしまい、本末転倒です。
業績向上させたくて始めた営業代行の利用がかえって悪い結果となってしまうのです。

③営業活動が直接見えにくい

一般的に営業代行マンは社員ではありませんのでオフィスにて仕事をするということはありません。
営業代行会社にて業務委託された仕事をしています。
そのため成果さえ出せば良いとはいえ、営業活動の状況がなかなか見えないのが現実です。
営業活動の管理を行うことが困難なため、業務を完全に委託するほかないでしょう。

④情報の漏洩の危険性

営業代行に業務を委託する際は必ず守秘義務契約を行います。
しかし、それでも社外持ち出し厳禁の情報が漏洩してしまうリスクは排除しきれません。
外部の人間を使うということはそれだけハイリスクであるということでもあります。
下手をするとライバル会社に重要な情報を抜き取られてしまうこともあるかもしれません。
営業代行を利用する際は十分に気を付ける必要がありそうです。

営業代行はもちろんメリットもたくさんある

営業代行のマイナスなイメージをたくさん提示しましたが、利用することで良いことがたくさんあるからこそ昨今の普及率となっているのです。
うまく活用ができればコスト削減、時間節約が実現できます。
社員を採用するとコストがかかりますし、一人前の営業マンになるまで少し時間もかかります。
しかし、営業代行に登録している営業代行マンは営業のノウハウをすでに備えています。
報酬も成果が出た時にしっかり出すという形をとっている企業が多いです。
成果が出るまでの時間も社員を新たに採用するより短いでしょう。

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まとめ

今回は営業代行のデメリットについてまとめました。しかしながらメリットもたくさんあります。
それぞれの会社に合う合わないをしっかりと検討してぴったりな利用方法を探しましょう。
自社社員と営業代行の位置づけを明確にしておくことも重要です。
会社にとってよりよい選択をすることで業績向上を目指していきましょう。